今日は区分支給限度額(介護保険から給付される上限額)についてのお話です。
在宅サービスを受けるにあたって、要介護状態区分別によって上限額が決まっています。
利用者負担は、原則としてサービスにかかった費用の1割です。
~補足~
原則と1割と記載しましたが、一定以上の所得のある方は2割もしくは3割になります。
【1か月あたりの区分支給限度額】
要支援1
利用できる単位数:5,032単位 1か月あたりの支給限度額(目安):50,320円程度
要支援2
利用できる単位数:10,531単位 1か月あたりの支給限度額(目安):105,310円程度
要介護1
利用できる単位数:16,765単位 1か月あたりの支給限度額(目安):167,650円程度
要介護2
利用できる単位数:19,705単位 1か月あたりの支給限度額(目安):197,050円程度
要介護3
利用できる単位数:27,048単位 1か月あたりの支給限度額(目安):270,480円程度
要介護4
利用できる単位数:30,938単位 1か月あたりの支給限度額(目安):309,380円程度
要介護5
利用できる単位数:36,217単位 1か月あたりの支給限度額(目安):362,170円程度
単位と円とわかりずらいですが。
実際の支給限度額は金額ではなく「単位」で決められており、サービスの種類によって
1単位あたりの単価がことなります。支給限度額は1単位=10円で計算。
福井市の場合:単位数×福井市の地域区分単価(10円~10.21円・サービスによって異なります)で計算。
*地域区分単価:都道府県によって違います。
<サービス利用方法の計算です。参考までに>
要支援1 5,032単位/月 サービスを利用することができます。
訪問看護で例えると
介護保険基本料金:1回1時間当たり 819点/回 = 10割¥8,190円
819×10=8,190円
福井市の場合
819×10.21=8,361円 1割:836円/回 2割:1,672円/回 3割:2,508円/回
月4回利用した場合:819×4=3,276単位/月
(*他に特別加算・緊急加算・複数名加算などなど加算対象があります)
1か月:3,276単位使用したことになります。
金額にすると。。。32,760円(10割負担の場合)
「ええっ1か月に3万ちょっとも」と
思われるかもしれませんが、ご安心を。
最初にも説明しましたが、
所得に応じて1割~3割負担です。
1割:3,280円/月 2割:6,550円/月 3割:9,830円/月
5,032単位ー3,276単位=1,756単位 (1か月:1,756単位が残ることになります。)
これあくまでも基本料金で分かりやすく説明しています。
その他、加算などついてきますので実際料金は違いますからね。
実にややこしい制度ですが、いつ必要になるかわかりません。
実際、私自身も関係ないと思っていましたが。しかし3年前に突如やってきました。
たくさんの人たちに介護保険って何???と 知識の一つとして知っていただけると幸いです。
今日はここまでです(*^^*)
次回、介護保険で利用できるサービスを説明しようと思います。
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